悩みや怒りというのは自己肯定感が低く、過ぎた過去を考えてしまっている事が原因であることが多いと考えています。
本書には様々なアクションプランが提示してあり、大分心が楽になりました。
いわゆるマインドフルネスについても記載があり、これは基本になるかと思います。
マインドフルネスについては有名どころでやり方も色々あるかと思うので説明は省きます。
今回はこれとは別に心に残って実践している2つの内容を共有します。
1つはつい自分を否定してしまう人へ
もう1つは過去を引きずってしまう人へ
つい自分を否定してしまう人へ
本書では3つのエクササイズを提案していました。
1.一歩、一歩と外を歩く
2.広い世界を見渡す
3.「わたしはわたしを肯定する」と自分に語りかける
と言った方法なのですが、特に3の方法が有効でした。
自分を否定してしまうという判断を止めるために、判断そのものを停止させるシンプルな言葉なのですが、目を閉じてこの言葉を唱えると大分心が楽になるのでおすすめです。
過去を引きずってしまう人へ
仏教的には過去を引きずるというのは、記憶に反応している状態の事だそうです。
本書の文言を以下に引用します。この考えを持つだけで大分楽になます。
たとえば、相手と言い争ったとします。最初の「怒り」の対象は「相手」かもしれません。でもその場を離れてもなお、相手のことがアタマから離れず、ムシャクシャ、モヤモヤ、イライラしているとしたら、その原因は「相手」ではありません。自分の中の「記憶」です。 過去を思い出して、「記憶」に反応して、新しい怒りを生んでいる──それが、いつまでも怒りが消えない本当の理由です。その怒りに実は、「相手は関係がない」のです。
反応しない練習 過去は「忘れる」──記憶を相手にしない より
この文を読んだ時以前聞いたことがある言葉を思い出しました。
ストレスは今になくて過去や未来にあると言った内容でしたがこの言葉がふに落ちました。
これ以外にも様々な心が楽になる内容が書いており、是非読んで欲しいです。
この内容がお役に立てればよしです。